このたび訪問したキャンプ場は、神奈川県山北町の丹沢湖近くに位置する「西丹沢マウントブリッジキャンプ場」です。
西丹沢マウントブリッジキャンプ場
〒258-0201 神奈川県足柄上郡山北町中川867-7
Tel:0465-78-3378
Fax:0465-78-3379
その大きな特徴としては、下記の3点を挙げることが出来ると思います。
・橋の下に位置し、渓流と風の流れを感じるロケーション!
・約8割の区画が川に面する、リバーサイト!
・車で5分程度の場所に”天然温泉”施設あり!
・橋の下に位置し、渓流と風の流れを感じるロケーション!
「西丹沢マウントブリッジキャンプ場」は、東名高速道路の大井松田ICより国道255号を経由し、国道246号を御殿場方面へ。清水橋信号右折して県道76号を北上すると到着します。道が空いていれば、都心部からは1.5時間ほど。この看板が見えたら、右折してキャンプ場へ入ります。
※キャンプ場までの道中は、道幅が細く、車のすれ違いが困難な場所がありますので要注意
入り口から坂を下りていくと、すぐに受付がありますので、こちらで受付を済ませます(※)。受付以外にも備品のレンタルや、薪や氷、ガス缶等を売っている売店もありますので、不足品がある場合には購入しておくと便利です。
※利用は、電話での事前予約が前提
なお、基本的には受付周辺に主要設備がそろっており、目の前にはゴミ捨て場と、
風呂場(500円/1名)。
そして洗面所と炊事場、
※冷蔵庫は無料で利用可能ですが、管理は自己責任となります。
少し離れた場所にトイレがあります。なお、トイレの内部写真は撮り忘れてしまいましたが、水回りは洗面台と炊事場が分かれており、、また炊事場も焼き台や網を洗う場所、その他炊事場と用途別になっています。しっかり管理されていることもありますが、これによって水場全体に清潔感があって綺麗な印象でした。
高規格サイトはありませんが、基本的な設備は整っており、また清潔感もある「西丹沢マウントブリッジキャンプ場」。その第1の特徴は何と言っても、キャンプ場の名称にもあるように、橋の下に位置していること。
区画の中には橋の真下に位置しているサイトもあり、雨の時の撤収や、夏場の炎天下を遮る影があるという意味では結構便利。(笑)
※橋の下はグループキャンプの方による利用が優先のイメージでした。
そして橋の下のサイト以外のサイトの中にも木が生い茂っており、これによって木の影が出来る区画が多かった印象です。これは、盛夏シーズンには大変にありがたい環境。と言うのも、昨年夏場にキャンプをした場所は、とても開放感があって良かったのですが、設営、撤収ともに直射日光がすごく、かなりキツカッタと言う経験が・・・。(笑)よって夏場は程よく陰に隠れる区画が多数あるという点は嬉しいポイントだと思います。
また橋の下にはとても透明度の高い川が流れており、比較的浅い場所が多いので、子供達にとっては格好の遊び場。
しかもキャンプ場自体が谷に位置しており、心地良い風が絶えず流れてきますので、当日の気温は30度オーバーながら、持参したファンをほとんど使わないでも良いほどの状態でした。
家族からも「思ったより暑すぎず、本当に心地良かった。」と言う感想がありましたので、サマーシーズンには特におススメのキャンプ場かもしれません。
・約8割の区画が川に面する、リバーサイト!
そんな西丹沢マウントブリッジキャンプ場ですが、川沿いに位置しているため、区画のおよそ8割ほどがリバーサイトになっています。
※上記サイトマップの内、黄色で囲った箇所は全てリバーサイト
受付の方曰く、区画自体は選べないと言うことでしたが、空いていれば希望を聞いてくださる印象でした。
私たちは小さな子供(9歳と5歳)がいるということで、当初案内された場所からわざわざ変更してくださり、受付に近く、川沿いの「24」番区画を案内頂きました。
トイレや炊事場にも行きやすく、また川の音が感じられ、川にも降りやすいリバーサイトかつ、ブジッジも見えるので、ファミリーにとってはとても良い区画をあてがって頂けましたよ。
・車で5分程度の場所に”天然温泉”施設あり!
キャンプ場内にもお風呂はあるのですが、デイキャンプの場合には16時アウトと少し早め。よって子供たちはギリギリまで川遊びを楽しみたいと思うのですが、安心してください。西丹沢マウントブリッジキャンプ場からは、車で5分程度のところに「町立中川温泉ぶなの湯」があるのです。
〒258-0201山北町中川645-8
TEL: 0465-78-3090
よって、チェックアウト時間の直前まで川で遊び、そのまま温泉に行くことが出来るので、キャンプ場のお風呂には入らなくとも汗を流し、疲れをとってから帰宅することが可能です。デイキャンプの帰りには温泉に浸かることが恒例となっている我が家にとっては、キャンプ場の近くに温泉があることは、とても重要。
ちなみにこの場所、キャンプ場に向かう途中で見ていたのですが、朝9時30分過ぎくらいの時間帯に「満車」の看板が出ていました。そんなに人気の場所なの?とちょっと焦ってしまったのですが、どうやらこの駐車場の脇に川が流れており、こちらで遊ぶ方々が駐車場を利用していた模様。
※駐車場までの坂は急で、途中切り返さないと曲がれないカーブがありますので大型車の方は特に注意。
なお温泉で働いている方曰く、その日は7時30分くらいには満車になってしまったそう。温泉利用の方は駐車料金無料ですが、川遊びのみの方は、2100円/1日かかるようです。
そのような特徴と魅力がある、西丹沢マウントブリッジキャンプ場ですが、今回の利用を通して感じた、デイキャンプ(キャンプ)をする際の注意点をいくつか挙げておきたいと思います。
①道幅注意!
上記にも記載しましたが、キャンプ場までの道中、車同士がすれ違うことが困難な道がいくつかありました。実際、途中で車が来てしまい、下がって頂くこともあったほど。
そういった道には事前に「すれ違い困難」と言う看板が立っていますが、出来るだけ道の先の方を見て、対向車が来ないかどうかを注意しながら、安全運転で進んでください。
キャンプ場の入口から受付まではすれ違い困難なところはいくつもありますが、それまでの道中ですれ違い困難な道がここまで沢山ある場所は、記憶にはないと思います。
②利用時間に注意!
今回はデイキャンプでの利用でしたが、チェックインが10時30分で、チェックアウトが16時となっています。
※キャンプはチェックインが11時30分、チェックアウトが11時
今回ダメ元で10時位に訪問したところ、ご厚意で!?問題なく入場させて頂けたのですが、デイキャンプの利用時間としては、少し短いかなと言う印象です。
我が家では言いだしっぺの!?私が基本的には1人で設営と撤収を行います。今回はともに1時間ほどかかってしまったので、そういう意味では11時から15時までの4時間が私にとってのデイキャンプを堪能する時間。間にランチの準備などもありますので、ゆっくりと出来る時間は意外に少ないです。
※残念ながらノンアルコール(泣)
よってデイキャンプの場合には、設営、撤収、食事の準備には極力時間をかけないような計画をして訪問するのが、自然をたっぷりと堪能するという意味では、良いのかもしれません。
③地盤はかなり固め
そして今回設営と撤収で苦労した点が、地盤がかなり固い!と言う点でした。
事前に地盤が固いとは聞いていましたが、これまで訪問したキャンプ場の中では一番硬かったかもしれません。持参した鍛造ペグがなかなか打ち込めない・・・。
また何とか打ち込んだは良いものの、撤収時に引き抜くのがこれまた大変で。(汗)
ペグを色々な方向に叩いて隙間を作り、なんとか引っ張りだしましたが、いくつかのペグは微妙に曲がっていましたよ。。
私たちの後に入場され、近くで設営されている方も相当ハンマーで叩いていましたので、女性のみで訪問される場合には、覚悟をしておいた方がよさそうです。
④風に注意
地盤が固いのだったら、”無理に打ち込まなければ良いじゃん!”と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらのキャンプ場は風の通り道になっているので、緩やかながらも常に風が流れている状態でした。
この日は緩やかだったので良かったのですが、風が強いと設営も困難となりますし、ペグダウンをしっかりと行っていないと、風の力で引っこ抜かれてしまうリスクもあります。
よって、長めの鍛造ペグを準備して、しっかりと設営するように注意してください。
⑤サイトの形状は長細い場所が多い
リバーサイトが多いのが魅力である!と記載したのですが、当然渓流沿いに区画を沢山つくるために、川沿いは長方形のサイトが多い印象でした。
長さはあるのですが横幅が広くはないので、大きなタープなどを張る際に、ガイロープを十分に張ることが難しい状況でした。今回私はサイズが5m×4.2mの幕男(※)を持参したのですが、サイト内にガイロープを無理やりペグダウンしたため、タープの形状が若干歪んでしまい、美しく張ることが出来ませんでした。
※「新型幕男 まくお (ヘキサタープ):さんど」の特徴と魅力、気になるポイントは!?」
もちろん場所などを工夫すれば上手く張れるのかもしれませんが、私の経験とスキルでは難しく・・・。
他の方も同じような状況の方がいらっしゃいましたので、大型のテントやタープを利用されている方は、設置する場所や角度など、少し注意が必要かもしれません。
⑥ゴミはしっかりと分別
最近はどこのキャンプ場もそうですが、かなり細かく、しっかりとゴミを分別することが求められます。
私たちはゴミを細かく分別するだけのゴミ箱やビニール袋を持参していなかったので、スチール缶だけゴミ捨て場に捨てさせて頂き、生ごみやその他のゴミは持ち帰り、自宅で廃棄することにしました。
ゴミの分別についてはしっかりと行っておかないと、そのうちキャンプ場で預かってくれなくなってしまうリスクもあります。キャンプ場の運営に支障をきたすことが無いように、キャンプ場に捨てる場合には、指定の分別をしっかりと行ったうえで廃棄することが大切です。
と言うことで、今回初めて訪問をした西丹沢マウントブリッジキャンプ場。利用時間の短さは少し気になりましたが、自然環境の良さや、管理人の方の対応を含めて、とても気に入りました。
今回予約を入れたのは1週間ほど前だったのですが、日曜日のデイキャンプは、比較的空いている印象でした。
7月、8月の盛夏シーズンに入ってくると、訪問することの多かった相模原のキャンプ場などは予約が全く取れず、また予約無しで入場可能なキャンプ場は、かなり朝早くから並ぶイメージが強かったので意外な感じでした。
相模原エリアに比べると都心から20~30分ほど、車での移動時間が伸びますが、ハイシーズンの日曜日であっても、このくらいの空間的余裕をもって楽しめるのであれば、全然アリ!と言いますか、穴場かもしれないと思い始めています。
この辺りには西丹沢マウントブリッジキャンプ場以外にもいくつかキャンプ場がありますので、また今シーズン中に機会があれば、是非他のキャンプ場にも訪問してみたいと思いました。
最近はアウトドア人気が継続して高く、ハイシーズンの土日のキャンプ場の予約は一部争奪戦にもなっているようですので、もう少しのんびりと予定を立てて、キャンプを楽しみたい方は是非、訪問されてみてはいかがでしょうか!?
The Canvas*
インドア派の初心者キャンパーで2児のパパ。人生を楽しく、幸せに過ごすためには、自分から動かないと始まらない。モノ好きからコトも好きになるために、歩き出してみました。
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